2020年3月から運用が開始される「Nagasaki nimoca(長崎ニモカ)」。運賃チャージ以外に利用時のポイントサービスが一つの特徴です。
ポイント獲得には運賃の支払い、運賃支払の累積による「カードポイント」、オートチャージや買い物による「センターポイント」の2種類があり、基本的には現金を支払うことでポイント獲得となります。
しかし「ポイント獲得」には乗車や買い物以外に「提携ポイント」と呼ばれるポイントがあり、「提携ポイント」の中には「現金を支払わず」ポイントを獲得する方法もあります。
今回は「提携ポイント」を上手に活用して運賃や買い物で使える「センターポイント」の獲得方法をご紹介。空いたスキマ時間を使って賢くポイントを獲得しましょう。
提携ポイントを上手に活用して賢く運賃とお買い物を節約
まず振り返りですが「センター?カード?固定?ボーナス?nagasaki nimocaの各ポイントを紹介」で公開したように「nimoca」には「カードポイント」と「センターポイント」の2種類があります。
「センターポイント」の一つの特徴に「提携ポイント」というサービスがあります。
この「提携ポイント」はANAやJALのマイレージサービス入会で獲得するマイルを「センターポイント」へ交換、またポイント交換サービス事業等の企業で獲得した「マイル」「ポイント」等を「センターポイント」へ交換が出来ます。
今回「ポイント交換サービス事業等」という部分がポイント。この部分が現金を使わずにポイントを獲得する節約ワザとなります。
ただ一つ注意点があります。それは提携ポイントを獲得できるのは「スターnimoca(記名式nimoca)」と「クレジットnimoca」の2種類のみのようです。
ANAとJALには詳細な説明がないのですが、今回獲得したいのは「ポイント交換サービス事業等」側のポイントやマイル。無記名式では交換が出来ないと表記されています。
※ニモカの種類についてはコチラから。
そのため本人確認ができない「無記名式nimoca」は対象外になる恐れが高いので気をつけましょう。また「無記名nimoca」は後で「スターnimoca(記入式nimoca)」に変更できるので、提携ポイント獲得を検討する場合は変更をしておきましょう。
どうやって提携ポイントを獲得するのか
更に核心に迫ります!
ANAやJALのマイレージクラブに入会
提携ポイントの獲得方法ですがANAやJALはマイレージクラブに入会して、飛行機搭乗や提携ホテルでの宿泊、買い物での提示でマイルを獲得できます。これらANAやJALのマイルについては、既に利用されている方も多いかと思います。
このANAやJALで獲得したマイルをnimocaポイントに交換して、長崎ニモカで利用することが出来ます。
ポイント交換はセンターポイントへ一旦交換が必要ですが、ポイント交換後にポイント交換機で長崎ニモカにチャージする方法となります。
※ポイントの利用方法はコチラの記事から。
「ネットマイル」「Gポイント」「My Green Stamp」「PeXポイント」のサイトに入会登録
「ポイント交換サービス事業等」にあたる「ネットマイル」「Gポイント」「My Green Stamp」「PeXポイント」の4種類の企業で利用されている「マイル」や「ポイント」を獲得して、この「マイル」等を、センターポイントに交換してnimocaのポイントとして使うことが出来ます。
この「ポイント交換サービス事業等」にはECサイト等のネットショッピングでのポイント獲得以外に、「アンケート」や「モニター」に参加する、「メール受信」や「ゲーム」をして一定条件を満たすことで、「マイル」や「ポイント」を獲得できる仕組みになっています。
つまり企業側が提供しているサービスや依頼の対価としてポイント獲得、貯まった提携先ポイントをnimocaポイントに交換して使えるのです。
「ネットマイル」「Gポイント」「My Green Stamp」「PeXポイント」を余り聞き慣れない方もいるかも知れませんが、ビッグローブの子会社(ビッグローブはKDDIの子会社)、三井住友カード株式会社や株式会社三菱東京UFJ銀行が株主と、大手企業の資本が入っている企業が中心のポイントサービスとなっています。
注意点として「提携ポイント」を獲得するにはマイレージクラブへの入会や「ネットマイル」「Gポイント」「My Green Stamp」「PeXポイント」を運営しているサービスへの入会登録が必要不可欠です。
提携ポイント先の交換ポイント情報
提携ポイント別に交換率などの一覧情報を整理してみました。ご自身が気になった提携先をまずは登録してみて、ポイント獲得を始めてみるのはどうでしょうか。
またANAとJALはnimoca搭載クレジットを発行すると更に交換条件がよくなりますが、ここでは割愛します。
なお「アンケート」「モニター」「メール受信」「ゲーム」等のサービスが企業でそれぞれ異なるので、各提携先のサイト情報を確認ください。
ANAマイレージクラブ
「ANAマイレージクラブ」に入会、「ANAマイル」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | 10,000マイル→10,000 nimocaポイント | 交換単位 | 「ANAマイル」→「nimocaポイント」10,000ポイント単位 | 交換時間 | 交換申し込みから約1週間後 | 詳細情報 | ANAマイレージクラブの詳細はコチラから |
JALマイレージバンク
JALの「JALマイレージバンク」に入会、「JALマイル」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | 10,000マイル→10,000 nimocaポイント | 交換単位 | 「JALマイル」→「nimocaポイント」10,000ポイント単位 | 交換時間 | 交換申し込みから1週間以内 | 詳細情報 | JALマイレージバンクの詳細はコチラから |
ネットマイル
㈱ネットマイルが運営する「ネットマイル」に入会、「ネットマイル」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | ネットマイル1,000mile→nimocaポイント500ポイント | 交換単位 | ネットマイル1000mile単位 | 交換時間 | 交換申し込みから2週間※1 | 創業 | 2000年11月7日 | 詳細情報 | ネットマイルの詳細はコチラから |
※1 年末年始、連休期間は除く。
※2 スターnimoca・クレジットnimocaに限る。
Gポイント
ジー・プラン(株)が運営する「Gポイント」に入会、「Gポイント」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | Gポイント→nimocaポイント、1:1(交換手数料不要)※1 | 交換単位 | 1ポイント単位 | 交換時間 | 交換申し込みから3日以内 | 設立 | 2001年2月9日 | 備考 | ビッグローブ㈱の連結子会社。 他の株主として三井住友カード株式会社など |
詳細情報 | Gポイントの詳細はコチラから |
※1 nimocaポイント→Gポイントへの交換は不可。
My Green Stamp
(株)グリーンスタンプが運営する「My Green Stamp」に入会、「My Green Stamp」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | マイ・グリーンスタンプ1,200P→nimocaポイント800ポイント | 交換単位 | マイ・グリーンスタンプ1,200ポイント単位 | 交換時間 | 交換申し込みから3週間以内 | 創業 | 1961年9月 | 備考 | 株主 アサヒグループホールディングス株式会社、 雪印メグミルク株式会社、株式会社三井住友銀行、 株式会社三菱東京UFJ銀行 |
詳細情報 | My Green Stampの詳細はこちら |
PeXポイント
株式会社VOYAGE MARKETINGが運営する「PeX」に登録、「PeXポイント」を「nimocaポイント」に交換。
交換率 | 1,000 PeXポイント→100nimocaポイント | 交換単位 | 500 PeXポイント | 交換時間 | 翌月15日前後 | 設立 | 2007年1月 | 備考 | 出資者ビッグローブ株式会社、三井住友カード株式会社 | 詳細情報 | PeXの詳細はコチラから |
※1 スターnimoca・クレジットnimocaに限る。
nimoca提携ポイントについては、公式サイトを確認ください。
まとめ
長崎スマートカード時代は、他社ポイントサービスの交換利用は出来ませんでしたが、長崎ニモカではポイントを交換して利用が可能となります。
利用サービスの幅が広がる代わりに、知っておかないと知らずに損をしてしまうことも。
移動時間や待ち時間などのスキマ時間を有効に使ってポイント獲得。貯まったポイントはニモカポイントに交換して運賃や買い物を賢く節約してみてはどうでしょうか?
各注意事項はそれぞれの企業で異なりますので、各企業サイトを確認ください。
※掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。
nagasaki nimocaに関する記事はコチラから
https://imasugu-nagasaki.net/nagasaki-nimoca-area