3月からの導入を控えて各社から最新情報の発表が始まった「nagasaki nimoca(長崎ニモカ)」、全国交通ICカードとの相互利用もメリットの一つですが、もう一つ見逃せないのはカード利用で獲得できるポイントサービスです。

今回は情報公開された「nagasaki nimoca」のポイントサービスの中から「センターポイント」と「カードポイント」の違い、「カードポイント」の「固定ポイント」と「ボーナスポイント」の違いについて、各種ポイントの概要や交換方法の基本情報をご紹介したいと思います。

ちょっと複雑ですが理解しておくと利用時とポイント獲得時に役に立つと思います。

「nagasaki nimoca」に登場する4つのポイントとは?

「nagasaki nimoca」には「4つのポイント」が登場します。それは「センターポイント」「カードポイント」「固定ポイント」「ボーナスポイント」の4つ。

それぞれ特徴があるのですが、大きくポイントサービスを分けると「センターポイント」と「カードポイント」の2つに分かれ、更に「カードポイント」は「固定ポイント」と「ボーナスポイント」に分類することが出来ます。
長崎ニモカのセンターポイント、カードポイント、固定ポイント、ボーナスポイントの説明

「センターポイント」と「カードポイント」の違いって?

「センターポイント」と「カードポイント」の違いは簡単に言えば「ポイントセンター」でポイントが貯まるか、「カード自体」でポイントが貯まるかの違いです。
nagasakinimocaのポイント概念

「センターポイント」の特徴って?

センターポイント」は「nagasaki nimoca」を使って買い物をした場合、クレジット式nagasaki nimocaでオートチャージをした場合、その他キャンペーン等が発生した場合に、「ポイントセンター」にポイントが貯まる仕組みです。
※センターポイントは加盟店によりポイント付与のタイミングが異なります。
※一部ポイントが付与されない店舗があります。

貯まったポイントは、所定の場所にあるポイント交換機で「nagasaki nimoca」へ交換され利用することが可能です。

「カードポイント」の特徴って?

カードポイント」は「nagasaki nimoca」を使って「長崎県営バス」「長崎電気軌道(路面電車)」など加盟している公共交通機関を利用した場合に貯まるポイントです。

貯まったポイントは、車内で現金をチャージすると自動的に「nagasaki nimoca」へ交換され利用することが可能です。
(現状、松浦鉄道・長崎電気軌道の場合)

「固定ポイント」と「ボーナスポイント」の違いって?

カードポイント」には更に「固定ポイント」と「ボーナスポイント」の2種類があります。

固定ポイント」は利用運賃に対して各社が設定したポイント換算率に対してポイントを付与。

ボーナスポイント」は当月の運賃累計額に対して付与されるポイント。累計額に応じて付与されるポイントは異なっています。

基本ルールは2,000円から10,000円達成の都度、2,000単位の累計額に応じたポイントが加算され、10,000円を超えると再び2,000円達成時のポイント額が加算されます。
nagasakinimocaの固定ポイントとボーナスポイントの紹介

各社・各局で違うポイント率や算出

2020年3月より導入が決定した「松浦鉄道」と「長崎電気軌道」と「九州急行バス」のうち、「松浦鉄道」と「長崎電気軌道」は導入日時ならびポイント情報を公開しています。「松浦鉄道」は3月1日(日曜)「長崎電気軌道」は3月22日(日曜)※2月24日追加「九州急行バス」は3月27日から開始です。

「松浦鉄道」と「長崎電気軌道」を利用した場合を参考に獲得ポイントをご紹介してみたいと思います。

情報公開されているポイント情報
長崎ニモカの固定ポイントとボーナスポイント

各社発表の固定ポイント換算率

現段階では「松浦鉄道」と「長崎電気軌道」が発表している固定ポイントは両社とも2%となっています。※2月24日追加「九州急行バス」も固定ポイントは2%です。

仮に「松浦鉄道」の大人の最低区間運賃と「長崎電気軌道」の大人の運賃で換算してみると、「松浦鉄道」は3ポイント「長崎電気軌道」は2ポイントとなります。※小数点以下の端数は切り捨て。

各社WEBサイト紹介では10,000円に対しての2%で200ポイント獲得という表現になっていますが、各サイト内の注意書きにあるように「理論上の最大値」のため、実際の獲得ポイントとは違う可能性があるので注意が必要です。

つまり10,000円に対して2%換算の場合は200ポイントですが、「松浦鉄道」で当月中に170円区間を59回利用した場合、運賃累積額が10,030円となり、一回乗車の170円で獲得する3ポイント、乗車回数59回のため、59回☓3ポイントで177ポイントとなります。

同様に「長崎電気軌道」でも計算してみましたが、理論上の数値に比べて少しだけ獲得ポイントが減るようです。

当月中に77回大人運賃130円で乗車をした場合、当月累積額は10,010円となり、固定ポイントは2ポイント☓77回で154ポイント

理論上の最大値」と「実際の獲得値」は違うので、ご自身の利用区間で計算をする場合はご注意を。

当月の乗車運賃の累積運賃で異なるボーナスポイント

ボーナスポイントは各社統一ルールとなっています。先にも紹介した通り当月中の運賃累積額に応じて獲得できるポイントです。2,000円を一つの達成区切りとして、利用額に応じて獲得ポイントが異なります。

当月中に獲得できる固定ポイントとボーナスポイント計算は?

仮に「松浦鉄道」で当月中に100回最低区間運賃(大人運賃)170円で乗車をした場合、当月累積額は17,000円となります。

ボーナスポイント」は16,000円を達成しているので1,050ポイントを獲得。「固定ポイント」は3ポイント☓100回の300ポイントを獲得。合算すると1,350ポイントの獲得となります。

仮に「長崎電気軌道」で当月中に77回大人運賃130円で乗車をした場合、当月累積額は10,010円となります。

ボーナスポイント」は10,000円を達成しているので「750ポイント」を獲得。「固定ポイント」は2ポイント☓77回の154ポイントを獲得。合算すると904ポイントの獲得となります。
nagasakinimoca獲得ポイントイメージ

ポイントの有効期限

獲得したポイントは有効期限があります。ポイント獲得日から翌年の12月末まで有効。例えば2020年に獲得したポイントは2021年12月末までの有効期限となります。

ポイント失効や有効期限については、nimoca公式サイトに詳細情報がありますので確認を。
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nagasakinimoca(長崎ニモカ)ポイントの有効期限

まとめ

如何でしたか?利用用途に応じて獲得できるポイントが違う「nagasaki nimoca」まずは単語の意味を理解しておくと、どんなポイントが獲得できるか分かると思います。

色んなポイントの登場で始めは少し分かりにくいですが、整理して理解しておきましょう!6月導入の各社情報が入り次第、また追加情報をご紹介したいと思います。

更に詳しい「nagasaki nimoca」の情報は各社・各局で情報や注意点が異なりますので、各社の公式WEBサイトなどを参考にされて下さい。
※運賃などは掲載時の情報です。内容は変更になる可能性があります。

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