長崎は数多くの名物料理や食材の宝庫!ですが、長崎の食を食べるのではなく、目で愛でる、手にとって、身につけて楽しむ文化として発信している長崎在住のミニチュア作家さんがいらっしゃいます。
今回は長崎の食文化を中心にミニチュア作品を生み出している「Taberen(タベレン)」さんに作品作成の様子や作品についてお話をお伺いしました。
一度作品を観るとクオリティの高さと可愛さからファンになる事、間違いなしです。取材を前にして既に作品にメロメロの取材班なのでした。
この記事の目次
・長崎在住ミニチュア作家Taberenさんの作品集
・Taberenさんの作品を身近に見ているスタッフに取材!
・Taberenさんの作成風景を少しだけ覗き見
・大賞を受賞した長崎食を扱った作品集
・Taberenさんの作品取り扱い先情報
・Taberenさんの作品の取材を終えて
長崎在住ミニチュア作家Taberenさんの作品集
まずはミニチュア作家Taberenさんの作品をご覧ください。
作品を見た瞬間、久しぶりに興奮してしまいました。長崎の食文化をここまで可愛らしく再現できるなんて!そしてとっても美味しそう。。。。。
※写真はTaberenさんの許可を頂いて利用しています。
Taberenさんの作品を身近に見ているスタッフに取材!
ミニチュア作家Taberenさんは新作準備の準備&恥ずかしがり屋ということで、Taberenさんの元で店長として働く「カステラくん」とバイトの「タコくん」に取材させて頂きました!
Taberenさんの作品、全て手作り。
「樹脂粘土」と「軽量粘土」を使う理由は、「樹脂粘土」だけ使うと光沢が出すぎて食材によってはリアリティが乏しくなるので、「軽量粘土」を加えて自然な仕上がりになるよう心がけているそうです。
最後にアクリル絵の具で色彩を加えて、何度もニス塗りして完成。
コップ類などガラス製品の一部は汎用品を使う事もあるようですが、基本的に型は使わず殆どの品は手で成形。型を使う手法は大量作成に向いているそうですが、それだと作品の一つ一つに個性が生まれないのだとか。
他の作家さんと差別化をするために続けている訳ではないそうですが、一つ一つ作り上げるのが自分らしいとの事。そんな手作りのこだわりが「Taberenさん」の作風に繋がっているようです。
タコくんの風合いでお気づきかも知れませんが、粘土以外にフェルト生地を使った作品もあるようですよ。
Taberenさんの作成風景を少しだけ覗き見
今回取材のために、作業風景の撮影の許可を頂きました。
先程ご紹介したように作品の元となる材料は「樹脂粘土」と「軽量粘土」の2種類。
今回パンの作品を作っている工程を撮影させてもらったのですが、パンなど素材のふわふわ感を出すには「軽量粘土」を多めに使う事で軽い仕上がりになるそうです。そのためお皿など光沢と硬さを表現する作品作成の場合は「樹脂粘土」がメイン。粘土の配合や種類は作品によって調整しているのだとか。
次にコネ合わせた粘土を作成したいパンの形状に成形。成形作業は普通のパンを成形する工程と何ら変わりません。
成形が完成すると乾燥させて、粘土が乾燥したところで色塗り。色塗りも焼け具合を考慮して淡い色から徐々に濃い焼き色に色付けしていきます。粘土と言われないと、本物のクロワッサンにしか見えません。
色付け作業時は「カステラくん」と「タコくん」のチェック作業があるようです(笑)
大賞を受賞した長崎食を扱った作品
「Taberenさん」の作品は、2023年に開催された「第76回創造展(※)」の小品部門において大賞を受賞されています。作品の名前は「うまかけんNAGASAKI」
長崎の名物料理、農作物、海産物などの食材を50種類ミニチュア化した作品。これ一つで長崎の食文化の豊かさと奥行きが分かる作品です。長崎を愛して長崎を知らないと、ここまで作品に情熱は注げません。
Taberenさんのインスタで50種類全ての作品の紹介をしています。あなたは50作品のうち、何種類の長崎名物が分かるでしょうか??実際にインスタで確認ください。
※創造展とは、1947年より日本橋高島屋で展覧会が開始。洋画、日本画、染織画、彫刻、陶芸の5部門で構成され、65回記念展より小品部門が新設。
Taberenさんの作品取り扱い先情報
Taberenさんの作品、実は常時販売している店舗は少ない上に、現在ご自身でネット販売はされていない、幻の作品なのです。
が!一部店舗での限定発売、定期的に店頭販売されていますので、ご興味を持った方は足を運んでみては如何でしょうか?
Taberenさんの作品は、ピンバッチやイヤリングなどアイテムとして使える作品もあるので、ワンポイントのアイテムとしても使えますよ。
またTaberenさんのインスタでは、新作情報以外にハンドメイドマルシェ等の出店予定の情報の告知もしているので、フォローして下さい。23年11月12月は大忙しのようです!
石丸文行堂
長崎駅かもめ市場
長崎駅かもめ市場のボンパティ
クルスのストラップとピンバッチ
佐世保パールシーリゾート
佐世保パールシーリゾートのnavis
佐世保バーガーと九十九島の牡蠣のアクセサリー。在庫のある限り。
出津農楽舎
出津農楽舎(前回取材させて頂いたかんころ餅の名店)
かんころ餅のピアス、ヤギのメイちゃんブローチは常時販売品。非売品ですが出津農楽舎の建屋のミニチュア作品も展示しています。
多くの人にTaberenさんの世界観を楽しんで頂ければと思います。
Taberenさんの作品の取材を終えて
今回、作品作成でお忙しい中、合間を縫って丁寧に作品の説明をして頂きました。
恥ずかしがり屋なTaberenさんの代わりを無事に勤め上げた、店長の「カステラくん」とバイトの「タコくん」はTaberenさんの作品づくりと世界観に欠かせない大事なパートナーです。
ミニチュアハンドメイド作家Taberenさんのデータ
Instagram
※現在ネット販売は対応されていません。定期的にマルシェやハンドメイド展などに出店されています。気になる方はインスタをフォローして情報を確認ください。
※記事内容は取材時の情報です。