無事に長崎空港を出発して到着しました!上海浦東国際空港。そして初中国の方にとっては最難関の指紋認証と入国審査が待ち構えています。

ただ審査官も外国人に慣れていますので、提出する資料に不備がなければ問題なく入国が可能です。気持ちを落ち着かせて対応にあたって下さい。

今回は指紋認証から入国ゲート通過までの流れと、入国カードに記載されている中国語の意味中国ではGoogleが使えない?日本の常識は中国では非常識のお話を併せてご紹介したいと思います。

入国審査前の難関「指紋認証」

中国入国では入国審査の前の段階で外国人は「指紋登録」が必要です。撮影禁止エリアなので、実機をご紹介できませんが外国人は指紋登録の機械側に並んで、パスポートを機械にセットし、セット後に両手の指紋登録が必須です。

パスポートをセットすると「日本語」で案内メッセージが流れてきます。また画面には両手の画像が表示されて手をセットする場所をわかり易くアナウンス。時折汗ばんだ手の指紋を読み取れない時があるので、手汗をしっかり拭き取って望みましょう。

なお指紋認証は初回の入国のみ必要です。二回目からは登録作業は不要、そのまま入国審査に向かいましょう。※指紋認証登録が開始される前に入国経験がある場合は指紋登録は必要となります。

完了するとこんな紙が出力
中国入国の指紋認証が完了すると紙が出力

入国カードの項目の意味は?

到着した上海浦東空港ではイミグレーションで「入国カード」の提出が発生します。

「入国カード」は搭乗中にCAから入手可能ですが、もらえない場合は入国審査に向かう通路沿いに、設置されていますので入手してその場で記入を行いましょう。

「入国カード」は中国語と英語で項目は併記されていますが慌てていると書き忘れなど発生すると思います。

宿泊地となるホテル住所の記載は必須。14日以内の短期訪問の場合はノービザと思いますが、長期訪問でビザ取得している場合は、ビザの右上にある番号を「入国カード」へ記載して下さい。

またフライトナンバーはエアチケットに印刷されている東方航空の「MU520」かJALの「JL5651」となります。※フライトナンバーはご自身のチケットにて最終チェックして下さい。

以前は一部の項目を記入無しでもOKだった場合もありますが、最近は厳格化しているので、記入はしっかりしておきましょう。

中国入国カードサンプル

中国の入国カードサンプル
①姓(名字)※アルファベット表記
②名(名前)※アルファベット表記
③国籍(国籍)
④护照号码(パスポート番号)
⑤在华住址(中国での住所)
⑥男/女(男/女)
⑦出生期日(出生日付)
⑧签证号码(ビザ番号)ノービザの場合は未記入
⑨签证签发地(ビザ発行地)
⑩航班号/航名/车次(フライトナンバー/フライト名/列車番号)
⑪入境事由(入国の理由)一つの項目だけに記載のこと
会议/商务(会議/ビジネス)、访问(訪問する)、观光(観光)
探亲访友(帰省友人訪問)、就业(就職、就業)、学习(学業)
返回常住地(常住地に戻る)、定居(定住)、其他(その他)

以上申明真实准确(以上証明が事実で正確である)
⑫签名(サイン)

外国人と中国人向けに分かれて入国審査

入国審査は中国人専用、外国人専用に分かれています。記入した「入国カード」とパスポートを持って外国人専用の入国審査の行列に並びましょう。

欧米人や東南アジア圏など多くの外国人が居ますので、彼らの後ろについていけば外国人専用の入国審査場所へ自然と到着します。

行列の先頭に複数の入国審査ゲートがあります。入国審査ゲートには数字が降られていて、スタッフが私達外国人に番号を伝えるので、指示を受けた数字の入国審査ゲートへ移動。

審査官に入国カードとパスポートを提出して、カメラに顔を向けて撮影。ここに指紋認証の機械があるので先程と同じく手を乗せて指紋を再度確認。問題がなければパスポートを返却してくれるので、無事に入国完了です。

審査で「何の要件で中国に?的な質問を審査官から質問を受ける事は非常に少ないです。質問を受ける場合、基本は英語で伝えてくると思います。私は何十回も入国審査を受けていますが、止められた事や話しかけられた事は「ビザ番号記入を指摘された一度だけ」なので、基本的には何事もなく完了すると思います。

また審査が終わった後は「謝謝(シェーシェー)」と挨拶できればパーフェクト

預け入れた荷物を所定ゲートで待つ

パスポートを入手すると次は預け入れた荷物の受け取りです。

目の前のエレベーターを下って一階へ。一階には数多くの荷物受け取りのレーンが並んでいます。エレベーターを降りた場所にフライト番号とゲート番号が表示していますので、チケットを確認して指示されたゲートに向かいます。

10分ほどすると預けた荷物が流れ始めますので、荷物を受け取ってそのまま到着ゲートへ向かいます。

一般的にはそのまま通過するのですが、手荷物検査が厳しい時期になると、到着ゲート近くでX線検査を行う場合があります。スタッフの指示に従って手荷物をX線に通過させましょう。

上海浦東国際空港第一ターミナル1階
上海浦東国際空港第一ターミナル1階

移動の基本は1階、リニアは2階へ

タクシーや市内向けのシャトルバスに乗車する場合は一階の出口より外に。リニア乗車や友人知人の車での移動は二階へ移動します。

ここからの移動は基本的にツアーの場合は添乗員の指示に従って移動になるかと思います。

一人で移動の場合はリニア、タクシー、シャトルバスが多いと思いますので、ご自身が利用したい交通機関を使って移動されて下さい。

注意。GoogleやTwitterに関連する機能は使えない

中国に到着すると日本では起きない問題が発生します。それは日本で当たり前に利用できているSNSやネットのツールが使えないという問題。

Google関連は全てNG。そのためグーグル検索、グーグルマップ、G-mail、Googleエンジンを利用しているヤフー検索は利用できません。

またTwitter、You Tube、LINE、Instagram、FBも利用不可。そのため中国でネット検索をしながら場所を探して旅行する。旅の状況を日本にいる友人にLINEやFB、Instagramで共有は基本的に出来ませんので注意を。

またG-mailを使った企業も多いですが、同じく基本的に送受信ができません。正直不便と思います。が、安心してください。対応方法があります。

楽天市場内でレンタルしている「モバイルWi-Fi」には中国対応の機種があり、中国でもGoogleやLINE、Instagram、FB等が使える機能搭載の機種があるので、レンタルしてみるのはどうでしょうか?ストレスフリーで上海の旅を楽しめます

浦東国際空港の入国のまとめ

・入国審査前に指紋認証を行う
・入国審査に並ぶ前に入国カードを記入して準備
・入国カードは機内でCAから入手。
・CAから入手できなかった場合は、入国審査付近で入手
・外国人専用の入国審査へ並ぶ
・入国審査では入国カードとパスポート提出
・チケットに記載されたフライト番号のゲートにて荷物を待つ
・そのまま到着ゲートを通過して移動する
・LINEやGoogleなどは利用できないので注意