旅の起点となる長崎空港には中華・うどん・お寿司・洋食が楽しめるレストランが併設され、有り難いことに全店舗で長崎の名物料理が堪能できます。

長崎は和風・中華・洋風が混ざりあった「和華蘭文化」が色濃く残り、市民の食生活にも影響しています。そんな長崎の「食生活」が空港内でも楽しめます。「名物を食べ忘れた」そんなアナタ、フライトまでの時間を有効活用して名物料理を食べ納めては如何でしょうか?

朝食から楽しめるレストラン、名物ランチなど地方空港にしては、盛り沢山のメニューに観光都市「長崎の底力」を感じてしまいます。

朝から優しいうどんが食べられる「五島うどん つばき」

長崎空港五島うどん つばき

長崎の五島列島は手延うどんの産地で「日本3大うどん」の一つ。中国の遣唐使が伝来した「うどん発祥」の地とも言われる「五島うどん」は、製造工程で椿油を使うのも特徴です。細麺ですが伸びにくくモチモチとした食感喉越しは癖になります。

また五島うどんに欠かせない出汁は、長崎や五島では「あご(トビウオ)」を使用した「あご出汁」が一般的です。

「五島うどん つばき」は、早朝フライト対応の7時からオープン。ホテルの朝ごはんを抜いて、空港で五島うどんを楽しむのはどうでしょう?

オススメは五島うどんらしい食べ方の「地獄炊き」や九州らしい、ごぼうの天ぷら入りの「ごぼ天うどん」、九州らしく甘く煮込んだ牛肉入りの「牛肉うどん」、長崎ど真ん中な具材のあおさとアジとイワシの蒲鉾入りの「あおさ丸天うどん」、長崎大村名物の大村寿司が楽しめる「角寿司定食」などは、どうでしょうか?

甘く煮えた牛肉が美味いぜっ牛肉うどん
五島うどんつばきの牛肉うどん

お稲荷さんもございます
長崎空港のつばきのお稲荷さん

皆さんの地元とは少し違う九州長崎でしか食べられない、うどんスタイルを楽しんでください。長崎の蒲鉾を使ったおでんも楽しめるので小腹が空いた方はビールと合わせるのもオススメです。

いやー五島うどん、食べてうまかった!と思ったアタナ。そのままお土産コーナーに進んでください。「五島うどん」や「あご出汁スープの素」が取り扱っているので、ご家庭のお土産に一つ購入ください。

五島うどん つばき

長崎空港1階
営業時間:7時~19時半(OS 19時)

THE長崎のちゃんぽん&皿うどん「中華レストラン 牡丹」

長崎空港中華レストラン 牡丹

長崎を訪れてちゃんぽんや皿うどんを食べずに帰る。そんな方は少ないかと思いますが、ビジネスの都合で食べる時間が無かった。市内で食べて最後にもう一回食べたいと思ったアナタ。空港でも食べることが出来ます。

ちゃんぽんは「普通のちゃんぽん」や「野菜たっぷりちゃんぽん」、セットメニューなど楽しめます。

皿うどんを食べる際は是非、長崎人が愛してやまない「チョーコー醤油の金蝶ソース」を垂らして食してください。「皿うどんにソース?」意外な取り合わせかも知れませんが、ウスターソースを垂らして食べるのが長崎流。

普段、お酢派の方も長崎滞在中は騙されたと思って金蝶ソースを使ってみてください。新しい皿うどんの楽しみ方が発見できると思います。

細麺皿うどんには餡たっぷり
長崎空港の中華レストラン牡丹の皿うどん細麺

皿うどんにゃーウスターソースでしょ!
長崎空港の中華レストラン牡丹の皿うどん細麺金蝶ソース

ちゃんぽんや皿うどんもお土産コーナーで購入が可能。ちゃんぽんと皿うどんの彩りと味に深みを与える蒲鉾。長崎の家庭では一般的に使われる「カット蒲鉾」、「金蝶ソース」も2階お土産コーナーに販売しているので併せて購入し、ご家族と長崎の味を楽しんでみてください。

中華レストラン 牡丹

長崎空港1階
営業時間:10時半~19時半(OS 19時)

万歳!お魚天国の長崎鮮魚を楽しむ「鮨どころ しょうぶ」

長崎空港鮨どころ しょうぶ

長崎は日本有数の魚の街。漁獲量全国第2位魚種別漁獲量は全国1位。そんな長崎で魚を食べずに離れるなんて有りえません。

このお店、正直言って空港品質を大幅に越える魚のクオリティ。街の寿司屋と遜色の無い質です。さすが長崎の玄関口。

他の場所ではお目にかかることが少ない「あなごの刺し身」、大ぶりで脂が乗った切り身がドーンと乗った「長崎ぶり漬け丼」、長崎では外せない「青魚盛り合わせ」など長崎の海の幸が楽しめます。

脂がノリノリ絶品の長崎ぶり漬け丼
長崎空港鮨どころ しょうぶ長崎ぶり漬け丼

長崎で青魚を食べずに帰ってはイケマセン
長崎空港鮨どころ しょうぶの青物刺し身

「小腹が空いて軽くつまみたい」というアナタにモッテコイ!な一品がコストパフォーマンス抜群の「ビールセット」。ギンギンに冷えた生ビールに長崎産のアジのなめろう、いか下足、湯かけクジラと長崎らしさ満点の三種盛り※季節により内容が違う時があります。

パクっとつまみグビグビ流し込むと生ビール1杯では収まらず、ついついもう1杯と長崎の魚にアナタの胃袋は握られてしまうかも知れませんよ。

THE長崎のおつまみ三種。クジラも付いてコスパ最高
長崎空港鮨どころ しょうぶビールセット

ビールの次に注文して欲しいのは、長崎県の銘酒達。日本酒・焼酎と長崎県下の銘酒がコレでもか!と揃っています。魚とお酒を楽しみすぎてフライトを乗り過ごした、とならないようご注意を。

鮨どころ しょうぶ

長崎空港2階
営業時間:11時半~20時半(OS 20時)

洋食から和食まで充実の「レストラン エアポート」

レストラン エアポート
今まで紹介した名物料理以外の長崎料理を楽しむならエアポートがオススメ。レストランとなっていますが、洋食に限らず和食メニューも充実しています。

長崎県北部にある松浦市は「旬さば(ときさば)」と呼ばれるブランドさばが有名で水揚げ量も日本有数の土地。その松浦の「旬さば」を使った「塩サバ定食」が楽しめます。サバと侮るなかれ。非常に脂が乗って皮がパリッと焼き上がった「旬さば」、レストランとは思えない(失礼!)焼き上がりに、もう箸が止まりません。

パリッと皮が焼き上がった旬さばの塩サバ定食
長崎空港レストランAirPort旬さば定食

脂ジュワーッな松浦産の旬さば
長崎空港レストランAirPort旬さば定食ズーム

トンカツ・スパゲッティ・ドライカレーが一緒に楽しめる長崎名物「トルコライス」、対馬が生んだ「対馬とんちゃん焼き」、長崎ばってん鶏を使ったジューシーな「チキン南蛮」など洋食メニューも万全。

airportオススメは長崎空港よくばりプレート。対馬とんちゃん、長崎ばってん鶏のチキン南蛮、長崎空港特製のハヤシライスがワンプレートで楽しめます。地味にミネストローネスープがうまい!

個人的に嬉しいのは付け合せのキャベツの千切り、対馬とんちゃんのキャベツとモヤシ炒めが思った以上にガツンと量が多いこと。シャッキシャキの野菜と旨味のある豚肉、チキン南蛮が楽しめます。一度にairport料理を楽しむなら、たしかに欲張りプレートがオススメです。ハヤシライスも洋食屋さんの味付けです。

長崎空港よくばりプレート&スープ付き
長崎空港よくばりプレート

長崎空港よくばりプレートズーム

また長崎名物の「食べるミルクセーキ」や「角煮まんじゅう」、食パンにすり身を包んで揚げた「ハトシロール」等、長崎らしい料理が一同に楽しめるのも特徴的です。

レストラン エアポート

長崎空港2階
営業時間:11時~21時(OS 20時半)

まとめ

実際にすべての店に足を運んで食してみました。ここでは店舗のおすすめメニューとは一部違う品もご紹介しているものの、オススメ以外も十分な美味しさ。おすすめメニューを素直に注文したら・・・間違いなく至福の食事時間になること間違いなしです。

どうでしたか?王道とも言える長崎の味を空港内で提供しています。長崎で味わえなかった、そんな気になる一品があれば長崎を旅立つ前に味わってもらえればと思います。

※記事は取材当時の情報です。内容は変更になる可能性があります。