長崎空港は国際便が就航している国際空港。香港便も就航し福岡空港へ移動不要で手軽にアジア圏に移動できるのはポイント。特に長崎と上海のフライトは19年で就航40周年を迎えた歴史あるフライト。

また2020年2月から今までの月曜&金曜の週二便の運行が水曜便が就航し週三便に増便!

更に身近になる長崎と上海。長崎からもパッケーツアーなどで上海旅行や仕事で向かう長崎県民も多いのではないでしょうか?長崎と上海を行き来すること15年目の私。始めての渡航は正直言って冷や汗をかいてアタフタしながら手続きをしたのを覚えています。

今回は知っておきたい長崎空港から上海浦東国際空港までの出入国の手続きについて、一連の流れをご紹介します。中国の入国&出国については別記事でご紹介です。

長崎空港の国際線カウンターで搭乗手続き(チェックイン)

長崎空港の1階の一番奥手にある「国際線搭乗手続き」にてチケット発券を行います。搭乗手続きは出発の二時間前より開始です。また国際線のカウンターは搭乗手続きが始まるまでスタッフが不在です。

長崎空港の1階マップ
長崎空港の1階マップ

なお注意したいのは中国人旅行客が多く、意思疎通の問題やスーツケース内の確認や重量確認に時間を取られるため、搭乗手続きに意外と時間を使い搭乗までギリギリになる場合が多いです。

出来れば手続き開始30分前には搭乗手続きエリアで待っておくことをオススメします。ゆっくり座れるベンチもありますので、その場で待機が可能です。

いつも行列する長崎空港の国際便チェックインカウンター
長崎空港の国際線のチェックインカウンター

盗難に気をつける必要がありますが、慣れている人はスーツケースをチェックインカウンター近くに並べておいて、本人はベンチで待機している方もいらっしゃいます。

「チェックインカウンター」でパスポートを提出してチケットを受け取ります。マイルカードがあれば同時に提出。スーツケースがあれば、カウンターに提出を。グレードによって預けられる荷物の数や重量が違っていますのでご注意を。

ビジネスクラス
1個当たりの重量が32kg以内の荷物を2つまで

エコノミークラス
1個当たりの重量が23kg以内の荷物を2つまで

預け入れするスーツケースには危険品の預け入れNGです。詳しくは東方航空(MU)公式サイトで確認ください。
http://www.chinaeastern-air.co.jp/travel/baggage/index.html

国際線のカウンター周辺には「秤」が設置していません。重量オーバーすると別料金を徴収される。もしくは、スーツケースから荷物を取り出して手荷物として持ち込む必要があります。カウンターで慌てて荷物を取り出すのって恥ずかしいのと、他人に迷惑になるんですよね。

国内線カウンターには「秤」が設置していますので、重量オーバーか不安な方は国内線カウンターで事前に測ってみるといいかと思います。

二階に移動して国際線用の保安検査場へ

二階にある国際専用の保安検査場に移動します。場所はチェックインカウンターの真上あたりです。保安検査場を通過すると空港内に戻れませんのでご注意を。

また両替をしていない方、一階に外貨両替機があるので外貨準備を忘れずに。※上海浦東空港内でも両替は可能です。

長崎空港の2階マップ
長崎空港の2階マップ

保安検査場では液体、マッチやライターなどの可燃物が無いか、金属製品の確認を行います。パソコンやタブレット、折りたたみ傘はカバンから取り出して、別カゴに入れてX線検査を行います。パスポートとチケットの確認もあるので手元に取り出しておいて下さい。

ちょっとした事ですが、ポケットに仕舞い込んだ財布や小銭、鍵などは最初からカバンの中に入れて、ベルトも始めから外しておくと、検査員から再チェックや指示を受ける回数が極端に減るので検査がラクになります。

悪いことをしていなくても、止められるとビクッとなるドキドキが無くなります。

なお液体、可燃物などは回収されるので、飲みかけのドリンクなどあれば最後に一口飲んでおいて下さい。免税店でドリンクは買えますので、必要な方は免税店でご購入を。

出国審査で本人確認

パスポートとチケットを提出します。出国審査は一人ひとりのチェックとなります。小さなお子さんがいる場合は、一緒にチェックを受けることが可能です。

パスポートの写真と本人確認。出国のスタンプを押されて、さぁ出国です。

出国審査後のお楽しみ。免税店でお買い物

出国審査が完了すると、小さいながらも長崎空港の免税店がアナタをお出迎え。購入時はチケットが必要になるのでご準備を。なお酒類やタバコは購入数が限られているので、買いすぎ注意。

家電など中国人ターゲットの商品群以外に焼酎壱岐や蒲鉾など長崎にちなんだ品も取り扱っています。

最終の搭乗確認を済ませて飛行機へ移動

搭乗時間になるとアナウンスが始まります。ビジネスクラスや老人や子供連れの優先搭乗が行われ、その後に通常搭乗の順番となります。

グランドスタッフによるパスポートとチケットの再チェックがあるので、ご準備下さい。

長崎空港の国際便の出発ゲートは1つだけなので、チェックを済ませた後はそのまま搭乗ゲートを通過して飛行機の中へ。チケットには自身の座席番号が記載されていますので、席番号を確認して着席。約1時間半のフライトで上海到着となります。

長崎空港から出国の流れのまとめ

・搭乗手続き(チェックイン)
・長崎空港の1階の一番奥の場所へ。チェックインは2時間前に開始
・預けるスーツケースや荷物は重量制限を厳守
・2階で手荷物検査。検査後は国際線出発口から後戻りNG
・出国手続きでパスポート提出
・免税店でお買い物
・グランドスタッフにパスポートとチケットを提出
・飛行機に搭乗、上海へ!

長崎空港から国外の出国の流れは、今回紹介した上海だけでなく、香港、韓国とも同じ流れとなります。

※掲載時点の情報です。内容は変更になる可能性があります。