長崎移住の検討で大切な要素になる物件探し。長崎を訪れて気に入り移住を検討している方もいるかも知れませんが、旅で利用するホテル宿泊と生活で利用する住宅選びは少し違ってくるかと思います。
そんな私も長崎市を18歳で離れ県外と海外で生活をしていますがUターンを検討し日々長崎市内の住宅情報をリサーチ中。
今回は長崎市内で移住を検討中の方に元長崎市民の目線で気が付いた失敗しない住宅選びの注意点をご紹介したいと思います。
この記事の目次
・坂が多い長崎市内の住宅探しの注意点
・長崎市内の住宅探しの注意点。住宅まで車両やバイクが進入できるか
・長崎市内の住宅探しの注意点。近所に月極駐車場があるか
・長崎市内の住宅探しの注意点。住宅と車道までの距離と高低差
・長崎市内の住宅探しの注意点。住宅からバス停までの距離
・その他、長崎市内の住宅探しの注意点。
坂が多い長崎市内の住宅探しの注意点
一度でも長崎市内を訪れるとお分かりかと思いますが長崎市内は勾配のきつい坂と細い道が多い街。まるで山の傾斜に住宅が張り付いているかのよう。平地にある住宅は大変貴重です。
私も長崎市内で賃貸や売り出し中の中古一軒家や中古マンションを探しているのですが、どうしても平地の物件は少なく長崎らしい急勾配の物件が大半を占めているように感じます。
グーグル・マップと土地勘を巡らし物件周辺の状況を確認していますが、長崎に住んだ経験がないと中々物件探しも難航するように感じています。
私が長崎市内の物件をチェックする際に注意している点はこんな部分。
・住宅まで車両やバイクが進入できるか
・近所に月極駐車場があるか
・住宅と車道までの距離と高低差
・住宅からバス停までの距離
どうしてチェックしているのか?それぞれの理由を説明してみたいと思います。
長崎市内の住宅探しの注意点。住宅まで車両やバイクが進入できるか
県外で生活していると当たり前のように住宅まで車両やバイクが進入でき駐車が可能かも知れませんが、長崎市内では車両やバイクが進入できる物件は非常にレア住宅。
もちろん駐車場付きの物件もありますが、よーく調べてみると長崎市内からカナリ距離がある物件だったりします。マイカーの必要性は家族構成にも影響しますが結婚して子供がいる場合は特に必要かと思います。
大型スーパーで買い物をして住宅に運ぶ事を考えると駐車場付き物件や住宅に車両が横付けできる物件が理想ですが、長崎市内では住宅と停車した道の距離が離れている場合もあり重い荷物を運ぶのはカナリの重労働。
長崎駅や県庁・市役所などが集中する市内へのアクセスの良さを重視すると、どうしても住宅に駐車場付きの物件は少なく、更に住宅へ車両やバイクが進入できる物件は数が限られます。
物件情報を見ていると「住宅まで車両が横付けできます」「車両進入はできませんがバイクの進入は可能」「住宅の周辺に月極駐車場あり」などのポイントが記載されているのは、長崎市内の住宅事情が色濃く反映されているからです。
※自転車は長崎の繁華街など中心地以外に住む長崎市民は、基本的に自転車には乗るチャンスがありません(=乗れません)。
長崎市内の住宅探しの注意点。近所に月極駐車場があるか
住宅に駐車場がなく車両やバイクが進入できない場合は近所の月極駐車場に頼るしかありません。
坂の多い街なので意外と駐車場も少なく検討物件の近くに駐車場があるか?を確認し、空きがあり借りられるか?は不動産屋へ相談をしてみた方がいいでしょう。
住宅案内のサイトの記載を見てみると、駐車料金は場所にもよりますが5,000円から20,000円が相場のようです。
長崎市内の住宅探しの注意点。住宅と車道までの距離と高低差
グーグル・マップで物件の住所を入力してある程度の位置感覚は理解できると思いますが、グーグル・マップのストリートビューは車道からの景色のため、長崎のように車道から離れた場所にある住宅の状況を確認することはできません。
そのためグーグル・マップの航空写真を更に利用して車道と住宅までの距離を確認してみると位置関係がある程度わかるかと思います。
ここで安心してはいけません!長崎は坂の街、高低差も調べてみましょう。
グーグル・マップで住宅と車道のルート指定をすると高低差が分かるので車道と住宅までの高低差を調べて階段や坂の状況をある程度推測してみましょう。
ちなみに私の長崎の実家は山の中腹にあり車道の標高は115m住宅の標高は100m、高低差は15mほど。車道から住宅までは45mくらいの距離なので地図上の徒歩換算では1分程度との表示ですが、急勾配の階段と坂の道になっています。
そのためご近所の年配の方、小さいお子さんとの移動になると2分から3分ていど必要になってきます。
長崎市内の住宅探しの注意点。住宅からバス停までの距離
移住後に車両やバイク、月極駐車場は不要!という移住希望者もいるかと思います。私の実家は住宅まで車両やバイクの進入はできず、近所に月極駐車場はありますが借りていません。
その理由は基本的な移動はバスを利用しているから。
長崎市内は意外とバス網が発達していて県外でも利用が多い大型バス以外に細く曲がりくねった車道を走り抜ける小型バスも運行しています。
そのため移動の生命線となるバス停までの距離、バスの時刻表もしっかり把握しておくと良いでしょう。長崎市内を運行しているバスは「長崎バス」と「長崎県営バス」の2路線となります。
その他、長崎市内の住宅探しの注意点。
台風の影響
九州は台風の通り道ということもあり長崎も台風上陸する場合も多々あります。
山の斜面の住宅は意外と台風の影響を受けやすく、台風の進入する向きによっては直撃すると自宅が揺れる場合も。私の実家は2階部分は大揺れし過去には瓦が吹き飛んだことも。
緊急避難場所
自宅近所に緊急避難所があるかもハザードマップで調べてみるのも良いかと思います。
自宅が北向きか南向きか
山肌に建つ長崎の物件は北向きか南向きかも大変重要です。
洗濯物もよく乾きますし、自宅の仲間で日差しを取り込む事ができます。
ご近所の施設
一般的な住宅探しと同じく周辺にコンビニやスーパーなどの買い物拠点があるか、幼稚園や小学校など教育機関との距離、郵便局や市役所、病院、レストランの距離など生活面で必要となる施設の距離なども合わせて調べてみてください。
長崎市内の住宅探しの注意点の記事のまとめ
如何でしたか?坂と細い道が多い長崎市内の住宅選びで気になる点を元長崎市民の目線で紹介してみました。
どうしても住んでみないと分からない事も多くありますが、人生を左右する移住。極力、不安要素を払拭して移住の判断をしてもらえればと思います。
長崎市内は非常にコンパクトな街なので市内で生活を満喫する場合はバスで移動して、車両が必要な場合はレンタカーを借りるという手段もあります。
それぞれ移住者の生活スタイルも違うと思いますが、アナタらしい長崎移住計画の住宅選びの参考にしてみてください。