長崎随一の観光スポット「グラバー園」初めての長崎観光で訪れる方も多いのですが、お得に長崎の旅を満喫しながらアクセスする方法があるのをご存知でしょうか?

余り知られていない長崎市民が教えるグラバー園の観光ついでに長崎を数倍楽しめる方法をご紹介。

グラバー園の訪問ついでにひょっこり現れる「尾曲ねこ」と遊んで、長崎の街を一望できる「展望公園」で絶景を楽しみ、映画やアニメの聖地「祈念坂」で大浦天主堂の違った風景を撮影し、天主堂・神社・寺が交わる長崎らしい「祈りの三角ゾーン」を回るコースです。

小1時間ほど寄り道するだけで、ディープでインスタ映えする長崎の観光地を抑えられますよ。

寄り道で撮影できる写真

寄り道して本当に観光楽しめるの?気になる方もいると思います。実際に紹介したポイントを回ると、こんな写真を撮影することが可能ですよ。

スカイロード周辺(大浦展望公園)からの長崎の風景
グラバースカイロードからの風景

人懐っこい長崎の野良猫
グラバースカイロード野良猫

映画のワンシーンに出てくる祈念坂
長崎観光スポット祈念坂

祈念坂を下ると観える大浦天主堂
長崎観光スポット大浦天主堂裏手

お寺、神社、天主堂が集まる祈りの三角ゾーン
祈りの三角ゾーン

回りたい!と思われた方は、記事を引き続きご覧ください。

路面電車で行こう。グラバー園のアクセス方法

グラバー園のアクセスに便利な「路面電車(ちんちん電車)」。5号系統「蛍茶屋-石橋」に乗車し多くの観光客が「大浦天主堂」にて下車、グラバー園を目指します電車はカールおじさん仕様

がっ!今回は「大浦天主堂」で下車せず、次の駅終点の「石橋」で下車するのがグラバー園満喫の最大ポイント「石橋」で必ず下車してください。

終点「石橋」で下車したあとは市民の足「グラバースカイロード」を目指しましょう。

グラバー園は大浦天主堂近くの坂の下の第一ゲートと「グラバースカイロード」経由した坂の上にある第二ゲートから入園できます。

今回は「グラバースカイロード」経由し第一ゲートから入園をする変則ルートです。まず「グラバースカイロード」を目指しましょう。

5号系統終点「石橋(いしばし)」からスタート
長崎路面電車5番系統石橋

路面電車の手作り路線図はコチラの記事から入手してください。

路線図付き。路面電車を乗り替えて大浦天主堂や長崎駅、原爆資料館にはどうやって行く?

天空へ続く乗り物?「グラバースカイロード」

グラバースカイロード」とは「斜めに動くエスカレーター」で、グラバー園周辺の住民の生活の利便性を考えて建設された「道路」扱いのエスカレーターです。もちろん旅行客も無料で乗車可能です。※ただ乗車は住民優先でお願いしますね。

「石橋」から案内板があり徒歩1、2分程度で到着。指示案内に従って向かいましょう。分からない場合はご近所の住民に声掛けしてみてください。

市民の足。グラバースカイロード登り口
グラバースカイロード登り口

「グラバースカイロード」を利用する理由は、到着した場所を起点に今回紹介する全スポットを巡ることが出来るからです。また「グラバースカイロード」の乗り場横には公共トイレもありますので、トイレ休憩が必要な方はこちらで。

終点石橋からグラバースカイロードまでのアクセスは以下をご覧ください。

休憩ポイントに現れる長崎の尾曲猫とご対面

「グラバースカイロード」に乗って目的地の5階に到着するとベンチがある広場にたどり着きます。ここは広場やベンチで寝転がる近所の野良猫がひょっこり登場してきます。

人懐っこい野良猫が多いので休憩がてら遊んでもらいましょう。※ただし近隣住民の迷惑になるので餌は与えないでくださいね。

今回遊んでくれたキジ猫は普通の尾っぽでしたが、長崎に多くいる尾っぽが曲がった「尾曲ネコ(おまがりねこ)」と遭遇することも。長崎育ちの野良猫と遊んだ後は、次の場所へ移動しましょう。

抜群の眺望「大浦展望公園」で長崎の風景を堪能

広場から真っ直ぐ歩くと先には「垂直エレベーター」があり、乗車すると「グラバー園」の第二ゲートへと到着しますが、今回は「垂直エレベーター」に乗車せず右手に伸びる道へと進みます。
グラバースカイロードから祈念坂へアクセス

道の先には「南山手レストハウス」と「大浦展望公園」があります。

「南山手レストハウス」は5月と秋にバラが咲き誇る休憩スポット。レストハウス内には展示スペース、休憩所、自動販売機、トイレが完備。水分補給やトイレ休憩はここで済ませましょう。グラバー園までの最後の休憩地です。

レストハウス前にある「大浦展望公園」に足を進めると、山肌に建つ民家など「長崎らしい風景」を見ることができます。

ベンチが設置されているので景色を見ながら心地よい風を感じてのんびりするのもいいでしょう。「スカイロード」から降りた猫が待つ広場からの景色も素晴らしいので、比較してみて下さい。

南山手レストハウス

長崎県長崎市南山手町7番5号
入館料:無料
9時~17時(休館日 12月29日~1月3日)

映画やアニメの聖地「祈念坂」で記念写真

「大浦展望公園」の先に下り坂があるので足を進めます。この坂こそ「祈念坂」と呼ばれるスポット。

「祈念坂」は長崎出身の歌手で作家の「さだまさし」短編小説を元にした映画「解夏」、同じく長崎出身の「岡野雄一」の漫画を元にした映画「ペコロスの母に会いに行く」、アニメ「色づく世界の明日から」などで撮影地として使われているメジャー観光スポット。
長崎観光スポット祈念坂

石畳の坂が伸び右手には国宝「大浦天主堂」正面には長崎港が見え、記念写真を撮るにはもってこいの場所。晴れても雨が降っても絵になるインスタ映えスポットの一つです。
長崎観光スポット大浦天主堂裏手

思い思いの場所で撮影をしながら「祈念坂」を下っていきましょう。

「祈りの三角ゾーン」で長崎の歴史に触れる

「祈念坂」を下り終え左手の道に進むと「大浦天主堂」に到着。その先にグラバー園の第一ゲートに到着。

「祈念坂」から「大浦天主堂」までの模様はコチラから

しかし!もう一つ最後のスポットが10m先に待っているので右手の道を進んでいきましょう。

右手の道を進んでいくと道を挟んで「お寺(妙行寺)」と「神社(大浦諏訪神社)」が存在しています。この場所で大浦天主堂側に向きを変えると「天主堂」、「寺院」、「神社」と異なる宗教施設が寄り合う日本でも珍しい「祈りの三角ゾーン」と呼ばれる場所。

祈りの三角ゾーン

日本で古くからキリスト教が布教された長崎らしい場所の一つ。3つの宗教のパワー集うパワースポットかも知れません。

ここで一枚撮影を終えたらクルリ向きを変えて大浦天主堂に向かいましょう。その先にグラバー園の第一ゲートがあります。ここから本題のグラバー園の観光となります。入園前に少しだけ散策が増えますが、内容の濃い長崎観光になること間違いなし。

一度グラバー園を観光すると再び足を踏み入れる機会が少ない南山手周辺ですが、実はグラバー園の付近には今回のような見どころが沢山眠っています。

1時間弱の余裕があれば、グラバー園を訪れるついでに長崎を満喫できること確実。他の観光客よりもインスタ映えする観光地巡りが出来ること間違いなしです。もちろん時間の都合でアクセス出来ない方は、次の長崎訪問で南山手に足を運んで下さいね。

グラバー園を何倍にも満喫できるアクセス方法のまとめ

今回のアクセス方法で注意してもらいたいのは、グラバー園の観光後に紹介したスポットを逆の順番で回ると、坂道を登る必要が生じます。グラバー園で歩いた後に更に坂道を登るのは疲れて回る元気は残っていないかも。

また祈念坂を登りながら途中途中で大浦天主堂側へ向き直して風景を眺める必要があり風景をのんびりと楽しめません

効率よく多くの長崎の観光スポットを回ることに重点を置くならば、今回ご紹介したルートが理想的です。

終点の石橋経由でスカイロードを利用する利点は、余計な移動距離を減らし坂道を登る負担を減らす点にあります。そして祈念坂を下りながら素晴らしい景色を全身で感じることができる点。この大きなメリットのため今回のルートをご紹介しました。

グラバー園倍々満喫のアクセス方法のおさらい

1.「5号系統「蛍茶屋-石橋」」の終点の「石橋」で下車
2.天空へ続く乗り物?「グラバースカイロード」へGO
3.人懐っこい野良猫や尾曲猫と我を忘れて戯れる
4.長崎らしさ満載の「大浦展望公園」で一休み一休み
5.聖地巡礼スポット「祈念坂」でインスタ撮影
6.長崎らしいパワースポット「祈りの三角ゾーン」でパワー注入
7.いざグラバー園へ!